働くことの楽しさを知っている人、知らない人のたった一つの違い
働くことを、単なるお金を稼ぐ手段として見ていませんか?
働くことは、自分の労働力を売って、対価としてお金をもらうだけのものだと感じている人は多いと思います。
もし、あなたがそう感じているのであれば、あなたは「働くことの楽しさを知らない人」ということになります。
「働くことの楽しさを知っている人」は、そうは考えません。
彼らは働くことを、社会への貢献だと考えます。
「自分が働くことによって、誰かの役に立っている。」
そう考えています。
そして、この考え方の違いが、働くことが楽しいと感じるかどうかを左右するのです。
僕が以前、とある飲食店でバイトしていた時の話です。
その飲食店にはいくつかの店舗があるのですが、そのうちの一つの店舗で人手が足りなくなりました。
そこで僕がヘルプとしてその店舗に向かったのです。
僕はその店でいつも通り働きました。
そして業務が終わって帰ろうとしたところで、そこの店長が言った言葉がこれです。
「本当にありがとう!助かったよ!!」
僕はびっくりしてしまいました。
感謝されるとは思っていなかったからです。
僕の労働は、ただ単にお金に変わるものだとばかり思っていました。
でも違った。
僕の労働は、その店舗の店長の役に立っていたのです。
当たり前の話かもしれません。
ですが、それを生で実感した時は、ものすごく感動しました。
自分が誰かの役に立っている。
「働くことの楽しさ」を知ったのはその瞬間です。
労働とは、「自分が誰かの役に立っている。」ということを実感させてくれるものです。
働くことは楽しいことだ。
それを大学生のうちに実感することができたのは、本当に幸運だったと思います。
マズローの欲求の五段階説を見てもらえれば分かるように、労働は、一番上の自己実現の欲求(貢献)を満たしてくれます。
「自分は誰かに貢献している」という意識をもって働いている人は、楽しく働くことができます。
そしてそれが働くことが楽しくないと感じている人との違いです。
どうせ仕事をするなら楽しんでやりたいですよね。
最後に仕事に関する名言を一つ。
仕事が楽しみなら人生は極楽だ。
仕事が義務なら人生は地獄だ。
_ゴーリキー(ロシアの作家)
ありがとうございました。