受験勉強ではプロセスなんかどうでもいいんですよ
僕が高校三年生の時、通っていた予備校の先生がこんなことを言っていました。
「結果とプロセスなら、プロセスの方が大事だ。結果ばかり求めると、人はずるいことをする。
だから、結果よりも、どれだけ頑張ったかを重視してほしい。」
と。
さて、これは正しいのでしょうか?
たしかに、結果ばかりを求めると、不正してしまうことがあるかもしれません。
カンニングだとか、替え玉受験とか。
そのような事件は昔から絶えません。
しかし、だからといって、「プロセスの方が大事」とはなりません。
はっきりいいます。
結果の方が大事です。
比べること自体おかしな話です。
結果を出すから評価される。
受験勉強は競争ですから、結果を出すことに意味があります。
「結果はダメだったけど、頑張ったね」
っていうのは、ただの慰めにしかなりません。
受験生は、プロセスを気にする必要はありません。
なぜなら、結果さえ出せば、周りの人は勝手にプロセスを評価してくれるからです。
結果を出した人は、その人の行ったプロセスから、成功した要因を探してもらえます。
「この人はこんなことをやっていた!
だから結果を出せたんだ!」
と解釈されます。
一方、結果を出せなかった人は、プロセスから、失敗した要因を探されます。
「この人の失敗した原因は、こんなことをやっていたからだ。」
でも実は、結果を出せなかった方が、結果を出した方よりも成功する要因は多かった、なんてことはよくあります。
それでも評価されるのは、結果を出した方です。
そんなもんです。
ですから、受験生は結果に貪欲になってほしいと思います。
(もちろん、不正はやめておいた方がいいですよ。
リスクとリターンが割にあってないので。)